夜中のゴミ箱

どうにも眠れなくなった夜中に発生する思考のゴミ箱

眠れさえすれば怖いものはないんだが

今週の日曜夜から月曜朝にかけては、5時間ちょいではあるが、なんとか眠れた。これぐらいの睡眠不足なら、濃い目のコーヒーを飲んでいれば、なんとか夕方まで仕事に集中できる。

しかし、月曜の夜から火曜の朝にかけてはまた眠れなくなった。最初に夜中の1時ぐらいに寝付いたのだが、2時前に起きてしまった。そこからは朝の5時半ごろまで、何をやっても寝付けない。ストレッチしたり、頭の中でごちゃごちゃ考え事をしなくなるためのメソッドを調べてやってみたり、いったんは開き直ってベッドから出て、銀色夏生のエッセイを読んでみたり、誰かが誰かにお勧めしていた「眠くなる動画」を見てみたり……すべて徒労に終わった。

ベッドに横になると体に力が入ってしまう。なんだか心臓がバクバクする。とくに悩んでいることもないのになぜだ?しいて言えば、眠りたいのに寝付けないことが悩みではあるのだが。

と考えていて、急に思い至ったのだが、これはもしかして更年期障害の一つなんでは?ということだ。考えてみれば、更年期障害からうつ病になり、53歳で亡くなった高村千恵子と同じ年回り。今までとくに更年期障害らしい症状は感じてなかったのだが、もしかしてそうかもと思い至り、すぐにうちにあった柴胡加竜骨牡蛎湯と加味逍遙散、雲清飲を飲んでみた。

なぜそんな漢方があったかというと、うちの子どもが中学生だったころに、なかなか寝付けないということで、近所の心療内科に連れて行ったところ、それらの漢方が処方されたのだ。子どもには全然効かなかったので、飲み切らずに薬が残っていたわけだが、数年がたち、更年期の私にぴったりの漢方だったというわけだ。

さすがにその日すぐに効くわけはなかったのだが、火曜日の寝る前に飲んだら、水曜日の朝までぐっすりだった。あまりにもバタンキューで寝てしまったので、スマホの充電をし忘れていたほどだった。

7時間ぐっすり寝たので、水曜日は1日快調!しっかり眠れさえすればなにも怖くないな!という万能感でいっぱいになった。

しかし、問題は今夜なのだ。とにかく1日おきに眠れない夜がやってくる。もちろん今晩もベッドにはいる前に、3つの漢方薬を決めてきた……にもかかわらず、やっぱり眠れてないじゃないか!!

とりあえず、空腹が気になったので、ざるそばを食べて、ホットミルクを飲んできた。これからでも5時間ぐらい眠れれば、明日1日はなんとかやり過せる!そう思って、これからベッドに入って仕切りなおそうと思う。

大丈夫、ただの更年期障害だし、漢方薬もしっかり飲んだんだから!

1日おきどころか

昨日はなんとか3時過ぎに寝られたけれど、睡眠時間は3時間ちょい。絶対に今夜は眠れるはずと思ったのに、もうすぐ明け方の5時なんですけど。

昨晩は、応援していた将棋の藤井竜王が、王座戦の挑戦者決定トーナメントでとても悔しい負け方をした。それでネット上のさまざまな人たちの感想とか意見とか見ていたから、興奮して寝られなくなったのだろうか。翌日仕事で、緊張して寝られないというパターンばかりだと思っていたのに、翌日休みでもこれかよ。

ちょっともう、薬局で眠くなる薬でも買ってこようと思う。プラセボかもしれないけれど、きっと2~3回は効くはず……

吐き出すことが必要なのでは

ときどき、明け方まで眠れないことはあった。でもそれは、ちょっとしたタイミングの悪さで、例えば、夜中に妙におなかが空いてしまったとか、週末の寝だめで寝るタイミングを逃したとか、明日の仕事のことで妙に気になることがあるとか、そういうことがたまたまあって、うまく眠れないのではないかと思っていた。

そういうことは、だいたい日曜日の夜に起こることなので、普通に「月曜は鬱だわ」ということなのだろうと思っていた。そこで、日曜日の夜は万全の寝る体制を整えるようにした。例えば、寝る直前にホットミルクを飲むとか、並行輸入メラトニンを手に入れて、それを飲むようにしたりだとか。

そうすると確かにその日は眠れて、その月曜日は「昨日はちゃんと寝られてよかった」とほっとするものの、今度は月曜の夜に眠れなくなり、明け方までまんじりともしない…ということがあった。そんなことが1日おきに起こることがたびたびあり、明け方まで眠れなかった日は、朝から濃い目のコーヒーを飲むことで、なんとか仕事をこなしていた。

もしかすると、これは仕事そのものの内容が自分に合っていないから、それが鬱で眠れなくなったりするのでは?と思ったりした。そこで、派遣で働いているということもあり、ちょうどいいきっかけもあって職場を変えた。ずっと興味を持っていた内容の職場で、職場のある場所もずっと働いてみたかった場所だった。

職場が変わって数週間は、職場に慣れるのに必死だったこともあり、眠れなくて悩むようなことはなかった。とりあえず2カ月の契約とはなっていたが、順調に仕事をこなしている自覚はあるし、就業先の人も「とても助かる」と言ってくれている。あこがれの場所でなんとかやっていけそうな感覚を持ち始めたある日、派遣会社の営業担当から、「2カ月契約のあと、とりあえず1カ月だけ更新となりました」とメールが来た。そのメールを見た途端、不安定になったような気がする。

実際のところ、新しい職場は、仕事の内容や条件などはまったく問題ないのだが、職場の雰囲気はあまりよろしくない。なので、2カ月契約+1カ月更新の計3カ月でお払い箱になったとしても、まあ次の就業先はすぐ見つかるだろうし、不安に思うことはないのだが、なぜかそこから、いろいろなことが頭に渦巻くようになってしまった。

私なりに「眠るためにこんなことをすればいい」という方法をたくさん編み出していて、2~3日はだいたいうまくいくのだが、長続きはしない。今回もまたいろいろと眠るための方法をググって、さんざん試したが惨敗だった。でも、まだ十分に試せていないことがある。それがこの「夜中のゴミ箱」ブログだ。

とにかく、眠れない夜はいろいろなことが頭の中に渦巻いてしまう。考えることを止めることができない。頭のスイッチを切ることができない。これを止めるためには、切るためには、考えていることをひたすら「外に吐き出す」ことが効果的なのではないか。そう思っている。

一時は、考えることを止めるために、物理的に頭を冷やすのがいいというのをみかけて、やわらかいアイスノン枕のようなものを購入して頭にあてていた。これも2~3日は効果的だったが、やはりだんだん聞かなくなってしまったのだ。物理的に外から止めるのは無理だ。徹底的に外に吐き出す。これに期待したいと思う。