夜中のゴミ箱

どうにも眠れなくなった夜中に発生する思考のゴミ箱

吐き出すことが必要なのでは

ときどき、明け方まで眠れないことはあった。でもそれは、ちょっとしたタイミングの悪さで、例えば、夜中に妙におなかが空いてしまったとか、週末の寝だめで寝るタイミングを逃したとか、明日の仕事のことで妙に気になることがあるとか、そういうことがたまたまあって、うまく眠れないのではないかと思っていた。

そういうことは、だいたい日曜日の夜に起こることなので、普通に「月曜は鬱だわ」ということなのだろうと思っていた。そこで、日曜日の夜は万全の寝る体制を整えるようにした。例えば、寝る直前にホットミルクを飲むとか、並行輸入メラトニンを手に入れて、それを飲むようにしたりだとか。

そうすると確かにその日は眠れて、その月曜日は「昨日はちゃんと寝られてよかった」とほっとするものの、今度は月曜の夜に眠れなくなり、明け方までまんじりともしない…ということがあった。そんなことが1日おきに起こることがたびたびあり、明け方まで眠れなかった日は、朝から濃い目のコーヒーを飲むことで、なんとか仕事をこなしていた。

もしかすると、これは仕事そのものの内容が自分に合っていないから、それが鬱で眠れなくなったりするのでは?と思ったりした。そこで、派遣で働いているということもあり、ちょうどいいきっかけもあって職場を変えた。ずっと興味を持っていた内容の職場で、職場のある場所もずっと働いてみたかった場所だった。

職場が変わって数週間は、職場に慣れるのに必死だったこともあり、眠れなくて悩むようなことはなかった。とりあえず2カ月の契約とはなっていたが、順調に仕事をこなしている自覚はあるし、就業先の人も「とても助かる」と言ってくれている。あこがれの場所でなんとかやっていけそうな感覚を持ち始めたある日、派遣会社の営業担当から、「2カ月契約のあと、とりあえず1カ月だけ更新となりました」とメールが来た。そのメールを見た途端、不安定になったような気がする。

実際のところ、新しい職場は、仕事の内容や条件などはまったく問題ないのだが、職場の雰囲気はあまりよろしくない。なので、2カ月契約+1カ月更新の計3カ月でお払い箱になったとしても、まあ次の就業先はすぐ見つかるだろうし、不安に思うことはないのだが、なぜかそこから、いろいろなことが頭に渦巻くようになってしまった。

私なりに「眠るためにこんなことをすればいい」という方法をたくさん編み出していて、2~3日はだいたいうまくいくのだが、長続きはしない。今回もまたいろいろと眠るための方法をググって、さんざん試したが惨敗だった。でも、まだ十分に試せていないことがある。それがこの「夜中のゴミ箱」ブログだ。

とにかく、眠れない夜はいろいろなことが頭の中に渦巻いてしまう。考えることを止めることができない。頭のスイッチを切ることができない。これを止めるためには、切るためには、考えていることをひたすら「外に吐き出す」ことが効果的なのではないか。そう思っている。

一時は、考えることを止めるために、物理的に頭を冷やすのがいいというのをみかけて、やわらかいアイスノン枕のようなものを購入して頭にあてていた。これも2~3日は効果的だったが、やはりだんだん聞かなくなってしまったのだ。物理的に外から止めるのは無理だ。徹底的に外に吐き出す。これに期待したいと思う。